こんにちは、旅ウサギです。
はじめに
ヒルトングループ最高峰のブランドであるウォルドーフアストリアが2025年4月に日本初大阪へ進出しました。再開発が進んでいるウメキタエリアということもあり、開業前からニュースでもよく取り上げられていたためそこで知った方も多いのではないでしょうか。
今回宿泊できる機会がありましたので未だプレオープンではありますがレビューしていきます。最新トレンドを押さえた最高峰シティホテルです。ぜひ最後までご覧ください。
宿泊情報
今回の宿泊情報は以下となります。
宿泊日 | 2025年4月 |
ステータス | ヒルトンダイヤモンド |
宿泊方法 | ウィークエンド無料宿泊券 |
チェックイン | 15時~ |
チェックアウト | ~12時 |
アクセス
ウォルドーフアストリア大阪はグラングリーン大阪南館の上層階ですのでJR大阪駅から徒歩約15分ですが、直結ではありません。
自家用車の場合はバレーパーキングかセルフパーキングが選択できます。今回はセルフパーキングを利用しましたが、車寄せからそのまま地下に進むとホテルエレベーターのすぐ近くにホテル宿泊者用の駐車場があります。ホテルの方が角ごとにいらっしゃり都度丁寧に案内していただけるのでセルフパーキングで十分快適でした。
駐車券はグラングリーンと共用なので、対象施設で買い物をしてハンコをもらうと何時間か無料になる説明を受けますが、ホテル宿泊者はチェックアウトの際にフロントで1泊4000円で24時間の無料券を購入できるためあまり気にしなくて問題ありません。駐車時間が24時間を超える場合は大阪中心部ということもあり結構な金額になるので注意が必要です。
ちなみにこの24時間券ですが実質の部屋付清算であり、ヒルトン利用とカウントされるためヒルトンアメックスカードでヒルトン利用とカウントされます。
近隣にさらに安い駐車場もありますが、まだ再開発中ということもあり工事で通れない箇所は遠回りになったりするのでホテル公式の駐車場がコスパ的にもいいのではないかと感じました。
チェックイン
フロントは29階ですが、1階にホテル専用のウェイティングスペースがあります。
ウォルドーフ大阪の特徴として1階からでも、地下駐車場からでもホテル入り口は全て重厚感あふれる巨大な扉から入ります。
↓グラングリーン広場からこのまま直進すると木製の巨大な扉が現れます。

この扉、高さ3メートルくらいある巨大なものなのですが、この扉を入ることによってグラングリーンの訪問客やショッピングエリアの喧騒から隔絶され一気に高級感あふれる空間が広がります。
空間を仕切るドアという役割を都会のど真ん中最大限に生かした空間作りは流石一流ホテルだと感じました。

29階でエレベーターを降りると28階のバーラウンジのピーコックアレーが吹き抜けで広がっています。宿泊棟はエレベーターの背後のエリアになり、ロビーもそちらに併設されています。提灯モチーフ(?)のウォールランプが光る廊下を進むとフロントです。
ウォルナットとダークブルーの壁のコントラストが上品です。天井はあえて白で木組が映えるよう配慮されています。
廊下の長さがありまっすぐ伸びているので写真映えしますね。

チェックインは15時から利用できます。アーリーチェックインについては利用していませんが、このクラスのホテルでは稼働率を抑えるでしょうし割と融通が効くかと思います。ポーターさんにスーツケースを預けた後は、別のスタッフの方が部屋まで案内していただけました。
ウォルドーフアストリアにはエグゼクティブラウンジがないため、ウェルカムドリンクとしてピーコックアレーで利用できるドリンク券をいただけます。ソフトドリンクはもちろんシャンパンも対象なのは嬉しいポイントです。

レストランを利用する予定の方は食事の際にも使えるらしいです。
また、チェックアウトの日であればチエックアウト後も利用できます。
フロント中央には水が張られており、周りの木組みが反射して荘厳な雰囲気すら感じられます。
アアルト好きとしてはヘルシンキのテンペリ教会を思わせる素晴らしい空間でした。

通常、屋内に水を張ると水面が安定するので映える反面、スペースをとるので高級ホテルだからこそできるインテリアですね。
ちなみに個人的には屋内最大の水張りはカタール航空のラウンジだと思うんですがどうでしょうか?
ルームカテゴリー
- デラックスルーム(キング・ツイン) ←予約した部屋
- プレミアルーム(キング・ツイン) ←★アサインされた部屋
- キングコーナースイート(キング・ツイン)
- ペントハウス(2種)
- プレジデンシャルスイート
もともと高価格帯のホテルなので部屋の種類はそこまで多くありません。他の方を見る限りボトム予約(一番安い部屋の予約)では基本的にはプレミアルームへアップグレードのようです。コーナースイートにアップグレードされたらラッキーといった感じですね。
とはいえ、ボトムでも十分な広さのある客室なのでプレミアムルームでも十分満足できると思います。
ルームツアー
中に入るとウォークインクロークがあり、その横がウエットエリアです。ダブルボウル洗面、シャワールーム、バスタブと十分な設備です。



アメニティはAesopで統一されており、ドライヤーはダイソンです。
スキンケアがボディクリームのみだったので化粧水くらい置いていて欲しいところではあります。(プールには化粧水と乳液が完備されているのでリクエストしたら持ってきてくれるのかもしれません)

ミニバーも充実していますが、瓶の水、炭酸水、コーヒー紅茶以外は有料です。

メインのベッドルームは最近流行りのジャパンディスタイル。
ロビーへの廊下のウォールランプもですが、和紙のような照明使いは日本らしさが感じられ落ち着く演出です。
部屋の中の照明やカーテンはすべてタブレットで操作して、ナイトモード(薄暗い間接照明)にも対応しています。

ちなみに第一印象は「フォーシーズンズ大阪みたい」だったので、ジャパンディ建築業界の流行りなんでしょうね。
バーエリアのピーコックアレーが広々とした華やかな印象に対して、くすんだブルーをアクセントカラーにしたトーン抑えめな客室です。

デスクはありませんが、パーソナルテーブルがデスクとしても利用できる高さなので簡単な作業も可能です。にしてもデスクの天板がレザー張りなのは高級感や質感が最高な反面、維持が大変そう。

予約の段階で誕生日と伝えていたらウェルカムスナックでケーキを置いていてくれました。
金粉のかかったケーキで華やかでありながら味も美味しかったです。冷蔵庫が有料のボトルで埋まっておりケーキの保存はできないかったので慌てて食べました笑

高級ホテルらしく、ターンダウンサービスもあります。水とチョコレートですが小さな気遣いが嬉しいですね。

その他設備
ここからはウォルドーフアストリア大阪の客室以外の設備・サービスについて紹介していきます。
朝食
会場 | JOLIE BRASSERIE |
営業時間 | 6時30分〜10時30分(土日は11時まで) |
フロントと同じフロアにあるフレンチレストランJOLIE BRASSERIEにて提供されます。

ワンオーダー制で残りはビュッフェです。ビュッフェの種類はそれなりですが、一つ一つが手の込んだ料理で種類より質を意識している事が感じられるラインナップでした。




ワンオーダーは和定食、卵料理、デザートの中から選択でき、和定食が圧倒的に人気のようです。そのせいか和定食の提供だけ異常に遅かったので改善が期待されます。



屋内プール
営業時間 | 6時30分〜22時 |
更衣室にボトルウォーターとタオル類は常備されているため、水着の持ち込みだけで利用できます。(数に限りがありますが水着のレンタルもあるそうです。)
屋内プールの他にシャワー、ジャクジー、サウナも併設しています。サウナは小さめながらドライとウェットの二種類がありととのいスポットも完備されているのが嬉しいです。水風呂はないのでシャワーかプールまで行く必要があるのが少し残念。

↑小ぶりながら快適なジャクジー
ちなみに開業したばかりということもあるでしょうが、土曜日の夕方で混み合っておりプールチェアのウェイティングリストが作られていました。
一度断念し、夜9時ごろ再訪した際はガラガラだったため時間によっては行く前に確認した方がいいかもしれませんね。
フィットネスジム
営業時間 | 24時間営業 |
プールと同じ30階で24時間利用可能です。こちらも利用者がいたので撮影はしておりません。
ライブラリー
ウォルドーフアストリアブランドの特徴としてラウンジの代わりにライブラリーがあります。小さめな読書スペースですがセルフのドリンクバーがあり、落ち着く空間が広がっております。滞在していた方々はスマホを見ている方が多かったですが、本のチョイスも素晴らしいのでお時間ある方はぜひゆっくりと滞在してみてください。


海外の方が多いので洋書も多いですが、日本語の本もあります。

ウォルドーフアストリア大阪の建築士はアンドレ・フー氏という香港の方なのですが、他にもウォルドーフアストリアバンコク、アンダーズシンガポール、ホテルザミツイキョウトなど名だたるホテルを設計しています。アンドレのデザイン写真付きの書籍やインテリア界隈では有名な「陰翳礼讃」、ドイツデザイン学校であるバウハウスについての書籍など建築や日本についての本が多かったです。

レストラン
バーラウンジのピーコックアレー、朝食会場でもあるフレンチのJOLIE BRASSERIE、鉄板焼き・寿司のTSUKIMIがあります。プレオープンということもあり寿司は2025年4月末時点で未だ提供されていません。
フレンチ、鉄板焼き共に混雑しているようで土曜日は2日前に確認した時には満席でしたので早めに予約した方が確実です。
とはいえウォルドーフアストリアのあるグラングリーン南館は同じビルにハワイで有名なルースクリスステーキハウスや東京発のイタリアン、ブリアンツァなど人気レストランが多く入っているためホテル内のレストランが満席でも、食事難民になることは基本的にありません。
そのほか、大阪の有名店が数多く出店しているフードコートなどもあるので、ホテル内のレストラン以外にも魅力的な飲食店が多く迷ってしまいました。
まとめ
大阪の最先端エリアであるウメキタエリアの中にありながら都会らしい洗練された雰囲気と落ち着いた空間混ざり合う、ヒルトン最高峰の名に恥じないホテルだと感じました。個人的にはフォーシーズンズ大阪に似ている印象が強いですが、駅からのアクセスやショッピングも楽しめる立地は最高ですね。
ヒルトンブランドということで、ウィークエンド宿泊券利用やポイント宿泊もできるためハードルはコンラッド大阪と変わらない点も嬉しいポイントです。(有償宿泊だと10万越えなのでハードルは高いですが・・・)
モダンスタイルのコンラッドとジャパンディのウォルドーフ皆さんはどちらがお好みですか?
日本では高級ホテルの代名詞といえばリッツカールトンでしたが、ヒルトンの最高峰ブランドであるウォルドーフが日本に進出したことによってより高級ホテルの競争も激しくなるのでしょうね。
それでは良い旅を!
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