こんにちは、旅ウサギです。
はじめに
今回は最近日本でも加盟ホテルが増えてきているヒルトングループについてまとめていきます。
高級ブランドが有名なヒルトングループですが低価格帯から高級ラインまで様々なブランドが加盟しており、ポイントを駆使することでお得に泊まれることも多いのでぜひ最後までご覧ください。
ヒルトンブランドとは?
上記のホテルがヒルトングループに加盟しており、ヒルトンオーナーズという会員になればその特典が全てのホテルで使用できます。
これだけ見ても分かりにくいので特徴や価格帯をまとめてみます。価格は目安なので時期や地域によって上下することをご了承ください。
超高級ランク(1泊10万円~)
まずはヒルトングループの中でも超高級ランクのホテルを紹介します。
Waldorf Astoria
「Waldorf Astoria」はヒルトングループの中で最高級に位置するホテルです。
アジア圏ではバンコクや上海、ヨーロッパではローマやベルリン等にあります。今後東京と大阪にも開業予定なのが楽しみですね。
クラシックスタイルからモダンスタイルまでそのホテルによって雰囲気が異なります。ちなみにバンコクのウォルドーフアストリアは1泊4万円程度から宿泊でき他の地域に比べて格安です。
LXR
「LXR」は地域と調和するインテリアを基調としたデザイナーズホテルといったイメージです。
日本では京都にRoku京都があります。海外ではハワイオアフ島のトランプホテルをヒルトンがLXRとホテルとしてリニューアルしています。
CONRAD
「CONRAD」は、ヒルトンホテル創始者の名前枷入ったフラッグシップホテルともいえるホテルです。日本では東京と大阪にあります。
アジアではバンコク、マニラ、シンガポール等にあり世界各地の主要都市にあり、ウォルドーフアストリアより数が多いです。モルディブにあるコンラッドモルディブの海中レストランは有名なのでテレビ等で見たことのある人も多いのではないでしょうか。
高級ランク(1泊5万~10万)
次に超高級ランクまではいきませんが、その少し下の高級ランクについて紹介します。
Hilton
「Hilton」は、ブランド名の入ったホテルで舞浜には東京ディズニーランドの提携ホテルもあり、大規模ホテルなのでほぼ全てのホテルにラウンジがあるのが特徴です。
後述するオーナーズプログラムやラウンジアクセスのついた部屋を予約することでワンランク上の快適な滞在をすることもできます。
Curio collection・Canopy by Hilton
「Curio collection」・「Canopy by Hilton」の2つブランドはコンセプトが非常に似ている印象で、特徴として規模が比較的小さめです。デザインに力を入れており、独自のアーバンスタイルや地域性が強めなな印象です。
価格を抑えたLXRといったイメージでしょうか。日本では軽井沢にキュリオコレクションがあります。
中価格帯ランク(1泊2万円〜5万円)
次に比較的低コストで宿泊可能な中価格帯のホテルを紹介していきます。
Double tree
「Double tree」は、高級なビジネスホテルです。都市の規模に関わらず世界中にあります。チェックインの際にオリジナルのクッキーがもらえます。(焼きたてで結構美味しい)
Tapestry Collection
「Tapestry Collection」は、日本やアジア圏にないので認知度は皆無です。特徴も特になく、小規模なダブルツリーといった感じです。
低価格帯(1泊1万円〜2万円)
最後にリーズナブルに宿泊可能な低価格帯のホテルを紹介します。
Embassy suites ・ Hilton Garden inn ・ハンプトン
「Embassy suites」・「Hilton Garden inn」・「ハンプトン」は、ビジネスホテルで、内装も普通です。
朝食が無料で付いてくるホテルが多いので予約の際に確認してみてください。低価格と言ってもヒルトングループなので一定のレベルはありますし、宿泊して不快な目に遭う確率は少ないです。
特殊なカテゴリー
Hilton Grand Vacations
「Hilton Grand Vacations」は、ヒルトンが展開する滞在型コンドミニアムで、タイムシェアという会員権を購入して宿泊する人が多いですが有償で予約することもできます。
基本全室スイート仕様で、ベッドルームが複数あったり、リビング、キッチンなどが完備されています。
オーナーズの特典は使えず、後述する無料宿泊券も対象外なことがほとんどなので注意してください。
ヒルトンオーナーズとは?
ヒルトンが展開する会員プログラムで、無料で入会ができます。宿泊でポイントが貯まったり、ランクを上げると部屋のアップグレード、朝食無料などの特典が付いてきます。
1年間の宿泊実績によって下記のようなランクに分かれます。
ランク | 条件※1,2 |
ブルー | オーナーズに入会(無料) |
シルバー | 4滞在or 10泊 or 25000ベースポイント |
ゴールド | 20滞在 or 40泊 or 7500ベースポイント |
ダイヤモンド | 30滞在 or 60泊 or 120000ベースポイント |
※1 滞在とは同じホテルに連泊した場合です。予約の時点で2泊で宿泊しても3泊でも宿泊しても連泊した場合は1滞在です。1泊の予約を2回に分けて予約した場合は2滞在です。
※2 ベースポイントとは有償宿泊の際に支払った1米ドルに対して10ポイントが加算されます。
とりあえず各ランクに対する条件を書きましたが実際、上級会員のほとんどはここまで宿泊してはいません。後述する次の方法で会員ランクがもらえるのでそちらを利用されている方が大多数です。
会員ステータスによる特典
会員ランクによって次の特典があります。ちなみにこれらの特典は公式から予約した場合のみ対象です。(エクスペディア等の予約サイトからは対象外)
覚えておいた方がいい特典は次の通りです。
会員向け割引
公式から予約する際に部屋を選択した後にオーナーズメンバー用の料金を選びましょう。そしてオーナーズの会員は2人目の宿泊が無料です。
2人で宿泊する際は1人で検索し、「add guest」という項目に同行者の名前を入力することによって少し価格が安くなります。海外では1室の料金設定にしていることが多いので1人でも2人でも同価格のことも多いですが日本や一部ホテルで1人で検索する方が安くなることも多いです。
1人で予約しても後述する朝食無料等は2人で利用できます。ちなみに3人以上の利用の場合は1人分安くなることはないので、3人で検索して出てきた料金で泊まるしかありません。
5泊目無料特典
ヒルトンのポイントを貯めるとそのポイントを使って宿泊することができて、ポイントで連泊する場合5泊目が無料になります。
予約の際にポイント利用をすると予約画面で勝手に4泊分のポイントに調整されています。ポイントは購入することもできるので長期滞在の場合は検討してみてください。
Wi-Fi無料利用
今時、オーナーズ会員以外がWi-Fi有料というのもどうなのかと思いますが、会員であれば無料で利用できます。ダイヤモンドメンバーはプレミアムWIFIが使用できると書いていますが今のところ違いを感じたことはありません。
朝食無料
これはフォールドランク以上の特典ですが、2人まで無料で利用できます。
高級ホテルの場合朝食で1人5000円くらいかかることもあるのでかなり役立つ特典です。3人以上での利用の場合は2人分が無料になります。(Roku京都では3人まで無料など例外もあり)
2024年現在、アメリカ(ハワイを含む)では朝食無料特典は停止されていますので注意してください。代わりにホテル内で使えるクレジットがもらえます。
部屋のアップグレード
こちらもゴールドランク以上の特典ですが、エグゼクティブフロア(ラウンジが使用できる部屋)、ダイヤモンドで1ベッドスイートまでアップグレードの可能性があります。
空きがあった場合に利用可能な特典ですので、毎回そうなるわけではありません。基本的に何段階かはアップグレードされますが、こればかりはシーズンや客室の稼働状況によるところが大きいです。
ちなみにダブルツリーよりも下のランクの部屋ではアップグレードはほぼありません。
エグゼクティブラウンジアクセス
ダイヤモンドランク以上の特典ですが、ラウンジがあるホテルではラウンジ内でアフタヌーンティー、カクテルタイムなどの時間が設定されており軽食やアルコールを含めたドリンクが提供されています。
街に繰り出すのもいいですがホテル内でゆっくりできるのもありがたいポイントですね。
3人以上で同じ部屋に宿泊する際は、2人は朝食会場で食べて、軽食でもいい人はラウンジで済ませるのもありですね。(なんだかケチくさいですが笑)
他にも様々な特典があるので気になる人は確認してみてください。
詳細は公式サイトからご確認ください。
上級会員になるには
ヒルトンオーナーズの上級会員になるには以下方法があります、一つずつ紹介していきます。
上記の宿泊数や滞在数を達成する
1月〜12月で条件を達成すれば反映後ステータスが変わります。有効期限は365日でして、スタンダードな方法ですが難易度は高いです。
クレジットカードを発行する
アメリカンエクスプレスカードが発行するヒルトンカードを発行することによってゴールドもしくはダイヤモンド会員になります。
条件は下記の通りです。
- ヒルトンアメリカンエクスプレスカード若しくはヒルトンプレミアムアメリカンエクスプレスカード発行でゴールド会員
- ヒルトンプレミアムアメリカンエクスプレスカード発行かつ年間200万円の利用でダイヤモンド会員
多くの方がこの方法かと思います。
詳細については別途解説しております。こちらをご覧ください。
・執筆中
カード発行の場合は紹介制度を利用する方が入会時のボーナスポイントが多くもらえます。紹介者にもボーナスが入るので他のサイトでもたくさん紹介されています。
私もプレミアムカード保有者ですので紹介を希望される方はお問い合わせいただければ紹介させていただきますが、個人的には年会費も高いカードなので全ての人にお勧めできるカードではないと考えています。
というのも国内ではヒルトン系列でなくてもその地域ごとに魅力的なホテルや宿が多いです。その地域のホテルを応援したいという気持ちもありますし、同じ値段で魅力的なホテルが多いので‥
一方海外では言語の不安もあるのでヒルトン系列を選ぶことが多いです。海外旅行のホテルって唯一落ち着ける場所の場合も多いので、ハズレを引く可能性が限りなく低いヒルトングループはなんだかんだ安心感があります。
これから発行を考えている方は参考にしてもらえれば幸いです。
ヒルトングランドバケーション(HGVC)会員になる
ヒルトンのタイムシェア会員になるとシルバー以上のステータスが無料でもらえます。(正規購入者のみ)
上級会員の有効期限はありませんし、将来的には相続の対象になるので資産とも言えますが、会員権の購入に約車一台分の値段がするのでオーナーズ特典目当てで購入するようなものではありません。
HGVCが気になる方は別途解説をしております。こちらをご覧ください。
・執筆中
ヒルトンオーナーズ入会方法
入会方法については、当日ホテルでも入会できますが、web上の方が簡単です。
公式のホームページまたはアプリから入会ができます。
ヒルトンポイントの貯め方
ここまでヒルトンオーナーズに関する解説をしてきましたが、次にヒルトンポイントについて解説していきます。まずは、ヒルトンポイントを貯める方法についてです。
宿泊で貯める
1ドルごとに10ベースポイントが貯まります。その他、会員ランクによってボーナスポイントやキャンペーンなどがあれば二倍のポイントが貯まったりします。
キャンペーンのタイミングによって異なるので気になる方はツイッターをフォローしていただければ新キャンペーンの際には発信しています。
なお宿泊ポイントは有償予約の場合のみで、ポイント宿泊の場合は原則たまりません。原則と書いたのはホテルによってたまに貯まる場合があるんです‥ 有名なところでコンラッドモルディブなんかではポイント宿泊でもなぜかポイントで半分返ってくるなんてこともあるようです。
ただこれはイレギュラーなパターンなので基本たまらないと思いましょう。例外的にダイヤモンド会員の1滞在1000ポイントのボーナスだけはポイント宿泊の場合でも貯まります。
バイポイントをする
ヒルトンポイントは有償で購入することもできます。(年間16万ポイントまで)
ただし、普通に購入してしまうと確実に損するレートなので年に何回かある2倍のキャンペーンを狙いましょう。
基本1ドル100ポイントですが2倍キャンペーン(100%ボーナス)だと1ドルで200ポイントの購入が可能です。2倍でも有償宿泊より得になるかは微妙な場合が多いのですが、年末年始、GW等の繁忙期やポイント宿泊の5泊目無料特典を使用する場合は検討する価値ありです。
ヒルトンオーナーズカードを使用する
上記のヒルトンオーナーズアメックスカードの利用で貯まります。還元率はカードによって異なるのでカード解説をご覧ください。
他にも米国内ライドシェアサービスlyft(リフト)を利用される方はリフトアプリ内でヒルトンオーナーズ番号を入力しておけば利用のたびに少しですが貯まります。
ヒルトンポイントの価値
次に様々な方法で貯めたヒルトンポイントにどのくらいの価値があるのか解説します。
まず、ヒルトンポイントはヒルトンホテル宿泊特典で使用しましょう。航空マイル等の他社ポイントに変えることもできますが総じてレートが悪いです。
ホテルの宿泊特典利用は時期やホテルによってかなり差があります。またポイント効率が良い部屋は最低ランクの部屋(ゲストルーム)で部屋のランクを上げると一気にポイント効率が落ちます。上のクラスの部屋を希望する場合は有償でアップグレードするか、初めから有償で予約しましょう。
基本的に高級ホテルの方が1ポイントの価値は高くなる傾向があります。ウォルドーフアストリアモルディブなど1ポイント1円を超えるホテルもあるので使い方によって価値が大きく変動します。
あくまで参考レベルですが、私の場合は1ポイントが0.7円を超える場合はポイントで予約することが多いです。
ポイントの有効期限
最後の獲得から24ヶ月です。宿泊以外でもヒルトンカード利用等で何かしらポイントが加算されればそこから全てのポイントが24ヶ月有効に更新されます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ヒルトンオーナーズは世界中に系列ホテルをもつ巨大チェーンなので使いこなせば旅行の満足度を何倍にも上げることができます。旅行が好きで特に海外に行きたいという方は積極的にヒルトングループを利用してみてください。
ヒルトングループのサービスとしてタイムシェアのヒルトングランドバケーション(HGVC)、国内ヒルトングループで使えるヒルトンプレミアムクラブジャパン(HPCJ)もあるのでよければご覧ください。
それでは良い旅を!
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