はじめまして、旅ウサギです。
はじめに
今回はドイツのミュンヘンにあるアリアンツアレーナに行ってきたので、スタジアムツアーを徹底解説いたします。
ドイツサッカーといえば真っ先に上がるほど有名なサッカークラブがバイエルンミュンヘンですが、そこがホームスタジアムとして利用しているのが、今回紹介するアリアンツアレーナです。
ミュンヘンの中心から遠くなく、アクセスもいいためサッカー好きだけではなくスタジアム建築を見にいくだけのミュンヘン観光としても非常におすすめです。今後ドイツ旅行を検討している人の参考になるよう解説します。
今回はサッカーファンはもちろん、特にサッカーに詳しくない方でも楽しめたり、いきたくなるように前提知識を厚めにして紹介していきます。
詳細な情報については公式サイトを参照ください。→こちら
前提知識
まずは、スタジアムツアーを楽しむために、知っておくとより楽しめる前提知識から紹介していきます。前述にも記載の通り、今回紹介するアリアンツアレーナは、ドイツサッカークラブでも有数の「バイエルンミュンヘン」が本拠地として利用しています。収容人数は約75,000人となってます。
バイエルンミュンヘンはドイツ国内リーグ33回、ドイツ国内カップ戦30回、また欧州カップ制覇6回記録する超名門クラブです。クラブ創設は1900年であり、サッカー選手が発足したクラブです。クラブカラーは赤色ですが、クラブエンブレムでは中心にバイエルン州の旗が示されており、バイエルン州ミュンヘンの象徴のクラブといっているといっても過言ではありません。
またチームモットーとして、「Mia san mia(ミア・サン・ミア)」を掲げており、直訳すると「我らは我ら」ですが、「俺たちは俺たち、俺たちはバイエルンミュンヘンなんだ」と自分たちやクラブを誇りに思い、プライドを持って戦おうという意味で利用されるそうです。(バイエルンミュンヘンの試合で開設の方が言っておりました。)
アリアンツアレーナの名前にも関係しますが、バイエルンミュンヘンのクラブ株式は4つの団体が保有しており、ドイツ企業のアディダス、アウディ、アリアンツそれぞれが8.3%、残りの約75%はFCバイエルンミュンヘン(クラブ)が保有しております。
アディダスは世界的なスポーツメーカーで、アウディは自動車メーカー、アリアンツはドイツ最大の保険会社でスタジアム命名権を持っています。
またバイエルンミュンヘンのレジェンド選手といえば、ドイツの皇帝「ベッケンバウアー」、ミスターヨーロッパ「カール=ハインツ・ルンメニゲ」、元バイエルンミュンヘン会長「ウリ・ヘーネス」をはじめ、「ゲルト・ミュラー」や「ユルゲン・クリンスマン」、少し近代に行くと「オリバー・カーン」や「フィリップ・ラーム」、「バスティアンシュバインシュタイガー」、現所属選手では、「マヌエル・ノイヤー」や「トーマス・ミュラー」などがあげられます。
ドイツでも有名なサッカー選手が多く所属した過去があり、創設からほとんどの期間をドイツ人がキャプテンを務めており、まさにドイツサッカーの象徴ともいえるクラブです。
アリアンツアレーナとは?
ドイツを代表するサッカーチーム、バイエルンミュンヘンがホームスタジアムとして利用しているサッカー専用スタジアムで、スイスの建築家ユニットのヘルツォーク&ド・ムローンが設計し、2005年5月30日に完成しました。
サッカー専用スタジアムなので、基本的にはサッカーで利用され、バイエルンミュンヘンだけではなく、ドイツサッカー代表のナショナルチームの試合や、欧州カップ戦の決勝戦でも活用されています。
スタジアムの外観はやや楕円形のような形状をしており、例えるなら繭が近いです。ただ、ガラス張りの造形が特徴的な美しいスタジアムです。外観は、半透明の特殊フィルムで覆われており、バイエルンミュンヘンの試合の際は赤色、ドイツ代表戦の際は白く発光するそうです。近くのアウトバーン(高速道路)を運転中にあまりの美しさに見惚れてしまい事故が多発していると言われています。
アリアンツアレーナへのアクセス
アリアンツアレーナの所在地はこちらです。
最寄り駅は「フレットマニング(Fröttmaning)」駅で、ミュンヘンの中心街から電車で約40分、タクシーなどの車で20分ほどです。
今回は4人で訪問したこともあり、ミュンヘン北部からUberを呼びスタジアムまで行きました。道中、車内からもスタジアム全体を見ることができるので人数によってはタクシー移動を検討しましょう。
スタジアムツアー
ここからはスタジアムツアーを紹介していきます。
ツアー参加
まず営業時間はこちらです。
営業時間 | 10:00-18:00 ※試合のある日は特別営業時間 |
店休日 | クリスマス、大晦日、元旦 |
ツアーに参加するためにはスタジアム入口から又はオフィシャルホームページから、チケットの購入が必要です。アレーナツアーを検討される場合は事前にチケットを取った方が安心です。参加チケットの種類には以下3種類があります。ドイツ語、英語のガイダンスサービスもあり、こちらは3€必要です。私たちはアレーナビュー+ミュージアムのツアーにしました。
アレーナツアー+ミュージアム | 25€ |
アレーナビュー+ミュージアム | 19€ |
ミュージアム | 12€ |
- アレーナツアー:スタジアム内の選手が通る通路や控室、記者会見エリアに行くことができアリアンツアレーナをすみから体験できます。
- アレーナビュー:北側スタンドのみ行くことができます。
- ミュージアム:クラブ創設の歴史、獲得トロフィーや写真などの展示物、殿堂入り選手や現役選手のパネルを体験できます。
受付カウンターのすぐ隣にはスタジアム名のイルミネーションやレジェンド選手を時代と共に振り返る年表表があります。
今回は「FCバイエルンミュンヘンミュージアム+アリーナビュー」にしました。スタジアムのピッチまでは行くことができませんが、スタンド席最前列まで行くことができ、実際にスタジアム観戦した時と同じ視点で観光できます。金額は1人19ユーロで、スタジアムツアーだけではなく、中のショップやフードエリアにも行くことができます。
チケット購入からアリアンツアレーナへ
チケット購入後は、アリーナツアーの入場口に案内されるので、そこから入場します。チケットにはQRコードがありますので、かざしてゲートを通る形です。ゲート通過後には、フードエリアとショップエリアへ行くことができ、フードエリアの先にスタジアムの中に入るゲートがあります。
ここでは何も食べませんでしたが、ビールやプレッツェルといったドイツ飯はもちろんサンドイッチやクロワッサン、ピザもありました。午前中の開門すぐに行ったこともあり、何か食べている人はあまりおらずどちらかと言うと休憩場所として使用されていました。
モニターで過去の試合を流しており、食事をしながら観覧できます。
スタジアムビュー
ここからはスタジアムの中を紹介していきます。まず中に入るとゴール裏スタンドにつながっており、晴れていたともあり、とても迫力がありました。
バイエルンミュンヘンは大会でも上位に残っている年も多いため、ヨーロッパサッカーを見たことある人には馴染みのある人も多いかと思います。ちなみに友人は推しチームがこのスタジアムでの試合で絶望を味わい、未だにトラウマだといっていました笑
ゴール裏スタンド最前列からのピッチの写真はこちらですがここまで近くで見ることができ、実際の試合ではないもののすぐそこに選手がいるんじゃないかと錯覚させるほど興奮しました。
FCバイエルンミュンヘンミュージアム
アリアンツアレーナのピッチを見た後は、ミュージアムに行くことができます。こちらはバイエルンミュンヘンというクラブの創設からの歴史や、「アリアンツアレーナ」の設計模型図、過去クラブが獲得した様々なトロフィーが飾られております。
途中歴代バイエルンミュンヘンのホームユニフォームや、スポンサーAudiとのコラボ車も展示されておりました。
また、過去にドイツ国内で獲得してきたトロフィーや欧州カップ戦での優勝トロフィーも見ることができます。一部掲載しますが、ほんの一部分でありトロフィーの多さからクラブの歴史と強い伝統を感じることができます。
また、2020年にはドイツ国内リーグ戦、ドイツカップ、欧州カップ戦の3冠、通称トレブルを獲得した時のブースは個別でありました。他の国でもトレブルを達成するチームは少ないためとても珍しいことから希少性が高いです。
最後のエリアには歴代レジェンド選手や現在の所属選手の等身大パネルも置いております。長くなるので今回は一部分のみを掲載いたしましたが、気になる方は是非現地でご確認ください。
FCバイエルンミュンヘン公式ショップ
スタジアムツアー、ミュージアムの後には公式ショップがあり、公式ユニフォームや、パーカー、マグカップやステッカーなどのグッズが売っています。
ユニフォームは日本で買うのとそんなに変わりませんが、背中の背番号の入り方がヨーロッパ仕様となるため、興味のある人は記念も兼ねて現地で購入してもいいかと思います。
試合があったら着用して観戦したいですね。
1回の会計で25ユーロ以上の買い物をすると免税対象となります。レシートに免税手続きの用紙も一緒にもらえるため、日本帰国前の空港の免税受付で対応できます。バイエルンミュンヘンミュンヘンの公式ショップは「Planet」社の免税手続きでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はドイツサッカークラブのバイエルンミュンヘンのホームスタジアムで有名な「アリアンツアレーナ」のスタジアムツアーについて紹介しました。幅広い方に楽しんでもらったり、特にサッカーをあまり知らない人でも楽しめるように、クラブやスタジアムの歴史などの背景情報を厚めに紹介しております。
実際にスタジアムのピッチ目前まで行くことができたり、クラブの過去の歴史や獲得トロフィーなどを見ることができて、バイエルンミュンヘンをはじめとするサッカーファンだけではなく、あまりサッカーを詳しくない人でもおしゃれな造りのスタジアムを楽しむことができます。
ミュンヘンの街中からのアクセスもよく、1〜2時間あれば十分まわることもできるので、ミュンヘン観光の隙間時間で行くということもできます。
ヨーロッパを代表するサッカーチームの本拠地、ぜひ訪れてみてください!
それではいい旅を!
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