こんにちは、旅ウサギです。
はじめに
今回はドイツのミュンヘンにある「BMWワールド」と「ミュージアム(博物館)」について紹介していきます。
ドイツ屈指の自動車メーカーでミュンヘンに本社を構える有名企業ですが、本社近くには、BMWの歴史や過去と未来のBMWについてを紹介しているBMWワールドとミュージアムがそれぞれ隣同士にあります。
BMWと聞いて知らない人は少ないかもしれませんが、ドイツ観光で今回紹介する「BMWミュージアム」等が選択肢に入らないような人にも興味が湧くように、実際どのような場所でどうだったかの感想や雰囲気を紹介できたらと思います。
ミュンヘンの街中から、車で20分、電車で30分ほどで行けるので、ミュンヘン観光の選択肢にも入ってくるところだと思います。
それでは行きましょう!
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BMWとは?
言わずと知れたドイツでも有数の自動車メーカーで、あのロールスロイスを有する世界的屈指の自動車メーカーです。
1916年に航空機エンジンメーカーとして創業し、その後自動車製造に参入しました。高性能エンジンとスポーティーな走行性能、洗練されたデザインが特徴でセダン、クーペ、SUV、電気自動車など、幅広い車種を展開しています。日本でもよく走っていますね。
また、BMWといえば航空機のプロペラをモチーフにしたエンブレムも有名です。当初より少しずつ変化してきており現在はフラットデザインになっています。

車種
BMWには大きく4つの車種があります。
セダン・クーペシリーズ
- 1シリーズ:
- コンパクトなハッチバックモデル。
- 都市部での運転や日常使いに適した、取り回しの良いサイズ。
- 2シリーズ:
- クーペ、カブリオレ、4ドアクーペ、MPVなど、多様なボディタイプ。
- スポーティな走行性能と個性的なデザイン。
- 3シリーズ:
- BMWの主力モデルである、スポーティなセダンおよびツーリング(ステーションワゴン)。
- 優れた走行性能と快適性を両立。
- 4シリーズ:
- 3シリーズをベースにした、クーペ、カブリオレ、4ドアクーペ。
- よりスタイリッシュでパーソナルなデザイン。
- 5シリーズ:
- ビジネスセダンとして人気のある、上級モデル。
- 快適な乗り心地と先進的な技術。
- 7シリーズ:
- BMWの最高級セダン。
- 卓越した快適性、豪華な内装、最新のテクノロジー。
- 8シリーズ:
- ラグジュアリークーペ、カブリオレ、4ドアクーペ。
- 非常に高性能で、豪華な内装。
SAVシリーズ(Xシリーズ)
他社でいうSUV(Sport Utility Vehicle)なのですがBMW様ではSAV(Sport Activity Vehicle)というそうです。流石ですね笑 ちなみに意味はどちらも大差ないです。
- X1:
- コンパクトSUV。
- 都市部でも扱いやすいサイズと、SUVらしい実用性を両立。
- X2:
- クーペスタイルのコンパクトSUV。
- 個性的なデザインとスポーティな走行性能。
- X3:
- ミドルクラスSUV。
- オンロードとオフロードの両方に対応する走行性能。
- X4:
- クーペスタイルのミドルクラスSUV。
- スタイリッシュなデザインとスポーティな走行性能。
- X5:
- アッパーミドルクラスSUV。
- 広い室内空間と高い走行性能。
- X6:
- クーペスタイルのアッパーミドルクラスSUV。
- 個性的なデザインとスポーティな走行性能。
- X7:
- ラグジュアリーSUV。
- 広い室内空間と、非常に高い快適性。
電気自動車シリーズ(iシリーズ)
- i4:
- 電気駆動の4ドアクーペ。
- スポーティな走行性能と先進的な技術。
- iX3:
- 電気駆動のSUV。
- 日常使いに適した実用性と、環境性能を両立。
- iX:
- 電気駆動のSUV。
- BMWの最新の電気自動車技術を投入した、フラッグシップモデル。
Mシリーズ
- BMWのハイパフォーマンスモデル。
- 各シリーズをベースに、エンジン、サスペンション、ブレーキなどを強化。
- サーキット走行も可能な、圧倒的な走行性能。
いやー、まとめてみましたが難しい笑。
BMWワールド
ここからは本題に入ってBMWワールドとミュージアムについて紹介していきます。まずはBMWワールドです。ドイツ語では「BMW Welt」です。
ドイツ・ミュンヘンにあるBMW本社に隣接する、ブランド体験施設です。単なるショールームではなく、BMWの過去、現在、未来を体感できる場所として、世界中のBMWファンや観光客を迎えます。
ミュンヘンの街中からも車で20分ほど、電車で30分ほどで着くほどのアクセスの良さです。旅ウサギはタクシーで行きましたが、電車で行く場合最寄り駅は「Olympiazentrum駅」とのことです。
まずはなんと言っても、近未来的な外観に圧倒されます。2007年開業なので割と新しいですね。
曲線を多用しておりザハデザインかと思いましたが、オーストリア出身の建築事務所が手がけたようです。(ちょっと逆光で申し訳ないです。。)

建物に入ると、ショールームのようになっており、無料で入ることができます。
メインは現行車の展示とグループ企業の現行車の展示です。
BMWワールドの隣にBMWミュージアムがあるのですが、そちらは有料となっています。
内装も曲線の主張の強い螺旋道路?で外観との統一性も感じられます。

中にはBMWの車だけではなく、傘下ブランドであるミニクーパーやロールスロイスも展示されておりました。


またBMWの未来についても展示されておりました。写真ではわかりにくいですが、フェルト生地みたいな外装でした。

BMWミュージアム
次に BMWワールドの隣にあるBMWミュージアムについて紹介していきます。

こちらはBMWワールドの隣にある博物館で、BMWの歴史やこれまでの革新できな技術やデザインを辿ることができます。1973年に開館以来、数々の貴重な車両や技術展示を通じて、BMWの歩みと未来への展望を伝えています。
入場料は大人一人、12ユーロ(1ユーロ160円換算で1920円)(2024年時点)です。アウディフォーラムが5ユーロなので倍以上ですが、BMAの場合はよりモータースポーツ好きではない観光客でも視覚的に楽しめるようなディスプレイだったので価格の差も納得です。立地も全く違いますしね。
BMWミュージアムの主な特徴
主な特徴としては以下となります。
BMWの歴史を網羅
航空機エンジン製造から始まり、オートバイ、そして自動車へと発展してきたBMWの歴史を、年代順に展示された車両やオブジェを通して学ぶことができます。
ルートも明示されているので迷うことはありません。

貴重な車両の数々
初期の名車から最新のコンセプトカー、レーシングカーまで、BMWの歴史を彩ってきた数々の貴重な車両が展示されています。往年の名車を間近に見ることができてとても魅力です。


技術革新の展示
エンジン技術、デザイン、安全技術など、BMWが長年にわたり追求してきた技術革新の歴史を、実物や模型、映像などを通して理解することができます。
インタラクティブな展示
一部の展示では、実際に触れたり、操作したりできるインタラクティブな要素も取り入れられており、より深くBMWの世界を体験できます。実際にバイクの試乗体験もすることができ、擬似的に風を受けて運転する様子で記念撮影することもできます。
BWの未来への展望
最新の技術やデザインコンセプトを紹介する展示もあり、BMWの未来へのビジョンを感じることができます。
BMWワールドとの連携
隣接するBMWワールドと合わせて見学することで、BMWの過去・現在・未来をより立体的に体験できます。
BMWの未来を現在や未来を中心に表現しているBMWワールドに反して、BMWミュージアムは過去から現在にかけてのBMWを中心にを表現されております。BMWがBMWたる所以や、どう言う過去を経て今のデザインになっているのかを学ぶことができます。
主な見どころ
初期の航空機エンジン
もともと航空機エンジンメーカーであることからも、航空機エンジンの展示については特に注目です。エンジン以外にも部品の展示も行っており、とても迫力のある展示となっております。

歴史的な名車
時代を彩った名車の展示や、いろいろなモデルの歴史を見ることができます。


特に時系列に沿って出てきた過去のBMW車を一覧でわかる展示物が視覚的にもインパクトがあって印象に残っております。

モータースポーツの歴史
BMWはモータースポーツにも参入しているところもあり、レーシングカーの展示もあります。レースで活躍したマシンやトロフィーなどが展示され、BMWのモータースポーツにおける輝かしい歴史を体感できます。

車だけではないBMWの全貌
BMWミュージアムは、単なる自動車の博物館ではなく、BMWの情熱、革新性、そして歴史そのものを体感できる場所です。BMWファンはもちろん、自動車の歴史や技術に興味のある方にとっても、訪れる価値のある場所と言えると思っております。
前述の通り、車以外にもエンジンや部品、オブジェも展示されているので、車やBMWのファンでなくても楽しめると感じました。
まとめ
今回はBMWとはどう言う会社なのかと言うことからBMWワールドとBMWミュージアムを紹介していきました。ミュンヘンの中心にあり比較的アクセスもよくお得なチケット料金でBMWの全てを学ぶことができます。
BMWや車が好きな人はもちろん、そこまでモータースポーツに詳しくない人でも圧倒される展示方法と迫力のある建物で、楽しむことができます。
ミュンヘンはショッピングや醸造所巡りなどと観光スポットも多い街ですが、日本のライバルでもあるドイツの誇る質実剛健なドイツ車の世界をぜひ堪能してみてください。大人でも全く未知の分野の社会見学って意外と楽しいものですよ笑
それでは良い旅を!!
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